「佐倉城」31城目@100名城 #千葉県

■城名
佐倉城

■所在地
千葉県佐倉市城内町

■称号
日本100名城

■別名
鹿島城

■築城年

■廃城年
1873年(明治6年)

■築城者
鹿島親幹

■主な改修者
千葉邦胤、土井利勝

■主な城主
鹿島親幹、千葉邦胤、土井利勝、堀田氏

■天守
御三階櫓

■天守構造
独立式層塔型3重4階 1616年 非現存

■城郭構造
連郭式

■城分類
平山城

■縄張り
佐倉城は、鹿島山(標高30メートル)の西端部に築かれ、西側と南側を囲みこむように鹿島川とそれに合流する高崎川が流れ、北側には印旛沼に至る低湿地が広がっていました。

城郭は石垣を一切用いず、干拓以前の広大だった印旛沼を外堀の一部にし、三重櫓(御三階櫓)を天守の代用としています。

本丸、二の丸、三の丸やさらにその外縁部の椎木曲輪、天神曲輪などの多くの郭の形状が広大かつ良好に残ります。

また、巨大な馬出空堀や天守跡、銅櫓跡の土塁形状や水堀に守られた西出丸、南出丸の形状なども良好に残っています。
佐倉連隊の弾薬庫跡、訓練用施設などの遺構も残存しています。

■歴史
戦国時代、本佐倉城主千葉親胤が大叔父にあたる鹿島幹胤に命じて築城を開始しましたが、親胤が暗殺されたために工事は中断、千葉邦胤の代にも工事が試みられましたが邦胤の暗殺によって頓挫、いつしか築城予定地には鹿島親幹にちなんで「鹿島台」と呼ばれるようになったとされています。

1610年(慶長15年)に、徳川家康の命を受けた土井利勝によって築城が再開され、佐倉城が完成しました。

江戸時代は佐倉藩の藩庁が置かれました。

城主は江戸幕府の要職に就くことが多く、更に初期は城主の入れ替わりが多く、江戸初期に城主であった堀田正信(後に改易されている)の弟・堀田正俊の孫・堀田正亮が11万石で再入封(後期堀田氏ともいう)してからは、安定した藩の経営を行っています。

明治維新後に廃城令により建物のほとんどが撤去されました。そ

の後帝国陸軍歩兵第2連隊、後に歩兵第57連隊(通称・佐倉連隊)の駐屯地となりました。

■見どころ
(遺構)堀、土塁、薬医門
佐倉城の建物としては現在、門が一つ保存公開されている。この門は、簡易的な薬医門であり、城外へ移築されていたものを城内に戻したものであると推定される。

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■城巡り記録

2021年9月20日

千葉県にある佐倉城に行ってきました。

近いのになかなか行かない場所でしたがついに行ってきました。

JR佐倉駅から歩きました。

JR佐倉駅の駅前には観光情報センターがあって、そちらで御城印を購入できます。

これまで100名城スタンプは押しても、御城印はいらないやと思っていたのですが、佐倉城の御城印、カラフルでかっこいいんです。

これなら欲しいなと思う品でした。

そして、この観光情報センターには佐倉城以外の御城印も多数置いてあります。

おいおい、どれもいい感じじゃないですか。

ついまとめて買ってしまおうかとも思ったのですが、さすがに行ってもいないところの御城印を持つのは違うなということで、佐倉城のみにしました。

300円です。

ついに購入してしまいました。

今後、この御城印も集めていくことになりそうです。

駅の北口からまっすぐ歩いていくと薬師坂に到着します。

その坂を上ると武家屋敷通りに繋がります。


この武家屋敷も土塁が塀のようになっていて、城の防御力を高めています。


そして、武家屋敷ですが有料です。


しかし、旧河原家と但馬家を保存していくためなので、仕方ないですね。


子供と一緒に行っていたので、子供たちに昔の家の暮らしを教えるにも良いかと思い、入ってみました。

それにしても、床の板張りの板がしっかりしていたり、柱が立派だったりで、何百年ももつ家を建てられた技術は素晴らしいですね。

武家屋敷の間にもくらやみ坂という坂があります。


結構雰囲気の良い場所でした。

そしてさらに進むとひよどり坂を下ります。


ここは竹林で、非常に良い場所です。


一旦下りてから、また上ります。

佐倉市民体育館があり、ちょうどワクチン接種をやっていました。


そのすぐ先が佐倉城の大手門です。


正確には大手門跡ですが。

これはさすがに知っていないとこれが大手門跡かと分からないほど何もありません。

さらにその先に佐倉城址公園センターがあります。


ここで、100名城スタンプを押印することが出来ます。


スタンプは建物の外と中の両方に置かれています。


中には城の模型や昔の写真等もあり、多少の歴史を知ることが出来ました。

ここからは普通の人には広場です。


かなり大きな空堀がありますが、公園に遊びに来た人はあまり興味が無いかと思います。

茶室もあり普段ならお茶を頂けるそうですが、コロナのため休業していました。

その先を進むと本丸があります。

そして、御三重櫓があった場所を確認します。

周りは結構高い土塁に囲まれています。

石垣ではない土のお城ですが、防御力は高そうです。

そこから下って川沿いに城の周りを確認しようと思ったのですが、降りてみると通行止めとなっていました。


残念。

そして少し歩いて佐倉城の目玉である「巨大な馬出空堀」に到着です。


綺麗に整備されているし、深いですね。


出入口を守るためにその手前に小さな曲輪を作り、それを堀と塀で囲いました。


特に佐倉城は角馬出という角があるもので、巨大な出口にふさわしい大きさです。

そしてこの馬出の前には「国立歴史民俗博物館」があります。


こちらも大きな博物館で、縄文時代から戦後まで学べます。


小学3年生と1年生の子供たちはあまり興味なく博物館内をぐるぐる回っていましたが、今度一人でゆっくり見たいと思う場所でした。

帰りはそのまま京成佐倉駅まで歩きました。

佐倉城、思いのほか良い場所でした。

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