
■城名
米沢城(よねざわじょう)
■別名
舞鶴城、松ヶ岬城
■所在地
山形県米沢市丸の内1
■見ごたえ
★★★★
■築城年
暦仁元年(1238)?
■廃城年
明治4年(1871)
■築城者
長井時広?
■主な改修者
伊達晴宗、蒲生郷安、上杉景勝
■主な城主
長井氏、伊達氏、蒲生氏、上杉氏
■天守
■天守構造
御三階櫓[3重3層/1613年築/破却]
■城郭構造
輪郭式
■城分類
平城
■遺構
曲輪、土塁、横堀(水堀)
■歴史(ChatGPTより)
米沢城 は、山形県米沢市の中心部に位置する平城であり、戦国時代には伊達氏、江戸時代には上杉氏の本拠地として東北地方の歴史に大きな役割を果たした名城である。現在は本丸跡に 上杉神社 が鎮座し、市民や観光客に親しまれている。
米沢城の起源は鎌倉時代の1238年頃と伝えられ、長井氏によって築かれたとされる。その後、室町時代に伊達氏の支配下に入り、16世紀半ばには 伊達晴宗 が本拠地を移したことで、米沢は伊達氏の政治・軍事の中心となった。さらに 伊達輝宗 を経て、1567年には後に「独眼竜」として名を馳せる 伊達政宗 がこの城で誕生している。
天正17年(1589年)、政宗は会津の蘆名氏を滅ぼして黒川城へ本拠を移したが、豊臣秀吉の奥州仕置によって会津を失い、再び米沢へ戻った。しかし1591年には秀吉の命令により岩出山へ移封され、伊達氏の時代は終わりを迎える。
その後、蒲生氏を経て、1598年に 上杉景勝 が会津120万石で入封し、重臣 直江兼続 が米沢城主となった。関ヶ原の戦い後、上杉氏は30万石に減封されて米沢へ移り、以後明治維新まで約270年間にわたり上杉氏の居城となった。
上杉景勝は1608年から大改修を行い、輪郭式縄張りの近世城郭へと整備した。城は本丸・二の丸・三の丸から構成され、本丸を中心に堀と土塁が巡らされていた。石垣は一部に限られ、土塁を主体とした防御施設が特徴である。また天守は設けられず、本丸東北隅と西北隅に建てられた二基の三階櫓「御三階」がその役割を果たしていた。
江戸時代中期には名君 上杉鷹山 が藩政改革を断行し、破綻寸前だった米沢藩の財政を立て直した。鷹山の「なせば成る なさねば成らぬ何事も」の言葉は現在も広く知られ、米沢藩改革の象徴となっている。
幕末には会津藩への恩義から 戊辰戦争 で奥羽越列藩同盟に参加したが、新政府軍に敗北し減封処分を受けた。その後の廃藩置県により城の役割は終わり、1873年には建造物の大半が取り壊された。
現在、本丸跡は上杉神社として整備され、上杉謙信を祀る米沢のシンボルとなっている。また二の丸跡には 上杉記念館 があり、上杉家ゆかりの文化や歴史に触れることができる。往時の濠や土塁も一部残されており、伊達政宗の生誕地であり、上杉景勝・直江兼続・上杉鷹山らが活躍した舞台として、今も多くの歴史ファンを魅了している。
■ご城印

■場所
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■城巡り記録
2026年6月13日
各地の城を訪ね歩いているが、今回初めて米沢城を訪れる機会に恵まれた。正直なところ、天守や大規模な石垣が現存する城ではないため、訪問前は「どこまで往時の姿を感じられるだろうか」という思いもあった。しかし実際に歩いてみると、米沢城は建造物の華やかさではなく、城と城下町が育んできた歴史の重みを感じさせる城であった。
まず印象的だったのは、本丸跡に鎮座する上杉神社である。現在は公園として整備されているが、周囲を巡る水堀は広く、平城でありながら堅固な防御を意識した縄張りであったことが理解できる。輪郭式縄張りの特徴を実際に確認しながら歩くと、本丸、二の丸、三の丸が段階的に配置されていた構造がよく分かり、城郭検定で学んだ知識が現地で結び付く楽しさを味わえた。
また、米沢城は伊達政宗の生誕地として知られている。戦国ファンとしては、若き日の政宗がこの地で成長し、後に奥州の覇者を目指して羽ばたいていったことを思うと感慨深い。さらに、関ヶ原合戦後には上杉景勝と直江兼続が入り、米沢藩の中心として発展した歴史にも強く惹かれた。特に直江兼続が大規模な改修を行い、現在の輪郭式城郭の基礎を築いたことを知っているだけに、堀や土塁の痕跡を見るだけでも興味が尽きなかった。
米沢城を語るうえで欠かせないのが上杉鷹山である。藩財政が危機的状況にあった中で改革を断行し、米沢藩を再建した名君として知られるが、その舞台となった場所を実際に訪れると、教科書や書籍で学んだ人物像がより身近に感じられた。「なせば成る」の精神が今なお米沢の町に息づいているように思えた。
城そのものの遺構は多くないが、堀や曲輪の配置、上杉家ゆかりの史跡、そして城下町全体に残る歴史的な雰囲気から、米沢城は「歴史を感じながら歩く城」であると感じた。石垣や天守の壮大さを求める人には物足りないかもしれない。しかし、伊達氏から上杉氏へと続く東北の歴史を深く学びたい城郭ファンにとっては非常に見どころの多い城である。縄張りの工夫や藩政の歴史まで含めて楽しむことができ、改めて城歩きの奥深さを実感した一日であった。


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