2019年8月7日
■城名
安土城
■称号
日本100名城
■別名
-
■築城年
1576年(天正4年)
■築城者
織田信長
■主な改修者
羽柴秀吉
■主な城主
織田氏、明智氏
■天守
城跡
■天守構造
望楼型地上6階地下1階(1579年・非現存)天主の高さが約32メートル
■城郭構造
–
■城分類
山城
■縄張り
織田信長によって現在の安土山に建造され、大型の天守「天主」を初めて持つなど威容を誇りました。
建造当時は郭が琵琶湖に接していたそうです。
総奉行は丹羽長秀、普請奉行に木村高重、大工棟梁には岡部又右衛門、縄張奉行には羽柴秀吉、石奉行には西尾吉次、小沢六郎三郎、吉田平内、大西某、瓦奉行には小川祐忠、堀部佐内、青山助一。
■歴史
築城した目的は岐阜城よりも当時の日本の中央拠点であった京に近く、琵琶湖の水運も利用できるため利便性があり、加えて北陸街道から京への要衝に位置していたことから、「越前・加賀の一向一揆に備えるため」あるいは「上杉謙信への警戒のため」などと推察されています。
1582年(天正10年)、家臣明智光秀による信長への謀反(本能寺の変)の後まもなくして何らかの原因(後述)によって焼失し、その後廃城となり、現在は石垣などの一部の遺構を残すのみですが、当時実際に城を観覧した宣教師ルイス・フロイスなどが残した記録によって、焼失前の様子をうかがい知ることができます。
普請を手がけたとの由緒を持つ石垣職人集団「穴太衆」はその後、全国的に城の石垣普請に携わり、石垣を使った城は全国に広がっていきました。
発見されない蛇石
秀吉は観音寺山と長命寺山の谷から大石を引き出すため人足を集め、石引きの歌声が天地にこだまする有様は、「昼夜山も谷も動くばかり」(『信長公記』「安土御普請の事」に津田坊が運ぼうとしたと記述)だったといいます。。
なかでも「蛇石」という巨石は五間余(約10メートル)、推定三万貫(約112トン)でしたが、しかし引き上げる途中で綱が切れ、横滑りした蛇石に150人余が挽き潰されました。
その後蛇石は安土山頂まで引き上げられたはずですが、現在までに幾度の発掘調査を経ても、未だ発見されていません。
当時の建築物では仁王門と三重塔が、現在 城山の中腹に所在する摠見寺の境内に残っています。
■見どころ
(遺構)天守台、曲輪、石垣、堀
(再建)一部の石垣・大手道石階段・門跡
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ついに織田信長の居城である安土城に行きました。
安土駅を降りてすぐ駅に隣接した場所に「安土城郭資料館」があります。
入館料200円ですが非常に丁寧に案内してくれました。
コーヒー1杯無料券も付きます。
安土城の模型があり、中の作りを見ることができ、焼け落ちた際の話や見どころを説明してもらえたので、事前に行くと非常に為になると思います。
西洋風の甲冑も飾ってありました。
どこかで見たことある気がするのですが、どこだったか。もしかしたら信長の野望というゲームの中だったかもしれません。
安土城と観音寺城は隣同士の山で尾根が繋がっています。
でも高さは観音寺城の方が3倍くらい高いです。
観音寺城を放置し安土城を建てたのはなぜでしょうか。
安土城が戦を意識したというよりは栄華を誇るために建てたためかもしれません。
さらにこの場所に安土城と観音寺城の両方の100名城スタンプが置いてあります。
行く前に押すのはどうかとも思ったのですが、保管状況が良いので綺麗にスタンプが押せるのではないかと思い、こちらで二城とも押してしまいました。
駅の西口に行くと織田信長像があります。
そういえば岐阜駅にも金の織田信長像があったのを思い出しました。こちらは普通の銅像で安心しました。
今回は短時間で二城巡るので駅前のレンタサイクルを借りることにしました。
レンタサイクルの人がコースを教えてくれて、まず活津彦根神社に向かいます。こちらも古くからあり安土城を築城する際に織田信長が詣でたようです。
そこからすぐ近くにある百々橋(どどばし)の方の入口も見ておいた方が良いと言われたので少し回り道して百々橋側からぐるっとまわります。
こちらの入口からは現在の安土城に行けないように塞がれていました。
少し陰った石段は趣を感じます。これだけでも安土城に満足してしまいました。
そこから自転車で2分くらいで大手門に到着です。
山沿いはずっと石垣があり立派です。
安土城の大手道はまさに石段です。
広い石の階段がずっと続くのはすごいの一言でした。
石段を登り始めてすぐに左に羽柴秀吉、右に前田利家の館跡があります。
ここにはどんな館が建っていたのでしょうか。
ずんずん石段を登っていきます。
8月のお盆前だったためか、お昼前はまったく観光客がいませんでした。
天守がないお城に興味を持つ人は少ないとは思いますが、この安土城は是非行った方が良い場所だと思います。
登っていく途中に振り返ると絶景が見えます。
石段が続き、本丸に向かう道には石垣も多数あります。
これだけの石を用意するのは大変だったでしょう。
本丸跡は広いです。
木が結構あり、日陰となっていたので夏の真昼には気持ちが良い場所でした。
そこから階段を上ったところに天主跡があります。
こちらは景色が良いです。
琵琶湖も見えます。
ここから織田信長は景色を見ながら何を考えていたのでしょうか。
帰りは安土城の途中にあるお寺の方を廻ります。
五重塔や門があり、非常に趣深いです。
安土城を堪能できました。
見どころ満載のお城でした。