■城名
八幡城(やはたじょう)
■別名
八幡山城
■所在地
静岡県静岡市駿河区八幡山
■見ごたえ
★★☆
■築城年
1411年(応永18年)
■廃城年
不明
■築城者
今川範政
■主な城主
伊勢盛時(北条早雲)、太田道灌
■天守
なし
■城分類
平山城
■歴史
静岡市が1986年(昭和61年)に設置した解説板などによると、田中城は1411年(応永18年)に駿河国の守護として入った今川範政が駿府防衛のために築いた城塞の一つとされています。また、1476年(文明8年)に発生した今川家の内乱、具体的には今川義忠の子・竜王丸(後の今川氏親)の家督継承をめぐる争いの際には、関東から派遣された太田道灌が布陣したと伝えられています。
さらに、京から派遣された伊勢盛時(後の北条早雲)が、小鹿範満に対抗して築いたともされています。静岡浅間神社の神主で郷土史家の新宮高平(1794年-1873年)が1861年(文久元年)に記した地誌『駿河志料』によれば、今川氏親が家督を継承した初期に、伊勢盛時の館があった場所とも伝えられています。
これらの記録から、田中城は複数の歴史的な出来事に関与しており、駿河国の重要な防衛拠点としての役割を果たしてきたことがわかります。
■場所
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■城巡り記録
2024年3月9日
静岡駅の近くにあるお城ということで、駿府城以外を探してみたらありました。
それほど高くない山城で、八幡神社側から上ってみることにしました。
階段がしっかりと整備されています。
一番最短ルートとなる真っすぐ伸びた階段ですが、こちらは通行禁止となっていました。
直線が長すぎて危ないからでしょうか。
その横にも側道の階段が整備されています。
のぼると神社の本殿があります。
その横の山道からさらに上っていきます。
結構細くて急な道なので雨の日はやめたほうが良さそうです。
上ると広場に出ました。
ここが元は曲輪だったのでしょうか。
八幡山城の石碑もあり、案内板も設置されています。
1411年に今川氏が築いた要塞で、1476年のお家騒動ではあの太田道灌が布陣したそうです。
ここまで来ていたんですね。
さらに、その騒動を鎮めたのが北条早雲だとか。
その後駿府館に移った跡も重要な拠点となっていたそうです。
そこからすぐの小高い場所に行ったら富士山も見える見事な眺望の場所に出ました。
確かに周りより一段高く、物見ができる場所として重要な拠点となりそうです。
帰りは逆側から降りていきましたが、こちらはなだらかな階段がしっかりと整備されていて歩きやすかったです。
あまり有名ではないですが、非常に重要なお城であると感じました。
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