「布佐城（和田城）」37城目@日本の城　#茨城県我孫子市

■城名
布佐城

■別名
和田城

■所在地
千葉県我孫子市布佐

■築城年
不明

■廃城年
天正18年（1590年）

■築城者
豊島氏

■主な城主
豊島氏、豊島肥前守など

■城分類
平山城

■縄張
手賀川と利根川に挟まれた台地上に位置し、付近の水運を握る要所となっていたため、何度か合戦が勃発していたらしいです。
現在はわだ幼稚園の裏側に小山があり、そこから和田氏が造立したとみえる武蔵型板碑が出土し、さらに東の延命寺、勝蔵院にも寛正4年（1463年）及び明応年間の武蔵型板碑、断碑があるようです。

■歴史
戦国時代には、当城の川を挟んだ向かい側にある布川城を本拠地とした豊島氏の属城として機能していました。
延徳5年（1493年）5月6日には第一次房状の戦いが発生し、豊島次郎左衛門他諸人が討死していますが、この合戦の内容についてはまだ不明な点が多いです。
また、永正18年（1521年）にも太日川沿いの小金から市河にかけて、古河公方派の布佐豊島氏と小弓公方の軍が戦っています。
さらに、大永年間には小弓公方についた小田城の小田氏や下妻城の多賀谷氏が、古河方の豊島氏と水運をめぐり争うなど、布佐の地では小弓公方・古河公方の争いの中で水運をかけた抗争が数多く起こっていたそうです。

■遺構
土塁

■ご城印