■城名
岩殿城(いわどのじょう)
■別名
岩殿山城(いわどのやまじょう)
■所在地
山梨県大月市嶌(岩殿山)
■見ごたえ
★★★★
■築城年
戦国時代(16世紀初頭)
■廃城年
天正10年(1582年)
■築城者
小山田信有(第一代)説
■主な改修者
小山田信有(第二代・第三代)、小山田信茂
■主な城主
郡内小山田氏(小山田信有、小山田信茂)
■城郭構造
連郭式
■城分類
山城
■遺構
門跡、揚げ水跡、馬場跡、兵糧庫跡、曲輪、堀切、烽火台跡
■指定文化財
市指定史跡
■歴史(GEMINIより)
岩殿城(いわどのじょう)は、山梨県大月市の標高634mを誇る岩峰「岩殿山」に築かれた戦国時代の強固な山城跡です。武田家の重臣であり、郡内(山梨県東部)を領した国人領主・小山田氏代々の居城として知られています。
1. 甲斐東部の要衝と「岩山の天然要塞」
相模国(神奈川県)や武蔵国(東京都・埼玉県)との国境に近く、甲州街道を見下ろす要衝に位置しています。垂直に切り立った巨大な岩壁(鏡岩)をそのまま城壁として利用しており、その堅固さは「武田二十四将」の一人である小山田信茂の防衛の要として機能していました。
2. 武田氏滅亡と小山田信茂の離反
天正10年(1582年)、織田信長・徳川家康の連合軍による甲州征伐が始まると、武田勝頼は新築の新府城を捨て、小山田信茂を頼って岩殿城へ逃れようとしました。しかし信茂は勝頼の受入れを拒絶して織田方に寝返り(裏切り)、行き場を失った武田勝頼は天目山で自刃して武田家は滅亡しました。
3. 時代の波に呑まれた終焉と現在の姿
信茂は織田信長へ降伏を申し出たものの、君主を裏切った不忠者として処刑され、岩殿城もまもなく廃城となりました。現在は「岩殿山城跡」として登山道や展望スペースが整備されており、切り立った岩壁の迫力と、山頂・丸山公園からの美しい富士山の絶景が楽しめる人気の史跡・ハイキングスポットとなっています。
■ご城印


■場所
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■城巡り記録
2026年10月18日
10月18日、秋晴れの爽やかな青空に恵まれた絶好の登山日和!かねてからずっと訪れたかった山梨県大月市の名城「岩殿城(いわどのじょう)」へ、家族4人でアタックしてきました!
岩殿城といえば、武田二十四将の一人・小山田信茂の居城であり、切り立った岩壁に守られた屈指の要塞として知られる山城です。実はしばらく登山口が閉鎖されていたのですが、昨年コースを変更して見事に復活したという情報を耳にし、「これは行くしかない!」と今回の家族旅を計画しました。
小学生の娘は大丈夫?鎖場への不安とスタート
今回、家族で登るにあたって唯一不安だったのが、コース上に存在する「鎖場(くさりば)」の存在です。中学生の息子はともかく、小学生の娘が安全に通過できるだろうか……という心配が頭をよぎっていました。
当日は10:00に大月駅近くへ到着。身支度や準備を整え、登登山口である「強瀬(こわせ)登山口」に到着した時には10:25になっていました。
ここから焦らずゆっくりと坂道を登り始め、10分ほどで「岩殿山ふれあい館」に到着。ここでパンフレットなどをいただき、城の歴史やコースの最終チェックを行います。
ふれあい館から先も足元を確かめながら進み、11:15には無事に岩殿城の本丸(岩殿山山頂・標高634m)へ到着しました!ここまでのルートであれば整備もされており、それほど大変な登山という印象はなく、心地よい汗をかきながら楽しく登ることができます。


圧巻の富士山と、予想外に大はしゃぎの「鎖場」
本丸跡で歴史の余韻に浸った後は、今回のハイライトでもある「稚児落とし(ちごおとし)」方面へと巡る周回コースへ向かいます。
道中は秋の澄んだ空の下、富士山が本当にくっきりと美しく見え、言葉を失うほどの素晴らしさ!まさに甲斐の山城ならではの絶景が目の前に広がります。
そして、いよいよ気になっていた「鎖場」へ到着。 実際に目の前にすると結構な急斜面の岩場でしたが、距離にして10mほどと短く、設置されている鎖も非常にしっかりとしていました。懸念していた子供たちの反応ですが、恐怖心どころか「アスレチックみたいで楽しい!」と大はしゃぎ!頼もしい姿を見せてくれました。
ただし、上りだけでなく「下りの鎖場」もあり、ここは砂や細かい小石が多くて結構滑りやすい印象でした。今回は普通の運動靴で訪れましたが、滑り止めや足首の保護を考えると「できれば登山靴(トレッキングシューズ)を履いてきたほうがより安心できるな」と感じました。

足が震えるほどの高度感!凄絶な「稚児落とし」へ
鎖場を抜けた先には、最大の難所であり最大の絶景スポットでもある「稚児落とし」が待ち受けていました。
岩殿城の落城時、小山田氏の側室が幼子を連れて逃げる際に、赤子の泣き声で敵に気付かれるのを恐れて崖から谷底へ投げ捨てたという切なく恐ろしい伝承が残る場所です。
実際に断崖絶壁の縁に立ってみると……とにかくものすごい絶壁!!
垂直に切れ落ちた岩壁の高度感は凄まじく、文字通り息をのむ迫力です。 鎖場で平気だった小学生の娘はここでも「平然」としていましたが、一方で中学生の息子はあまりの高さと恐怖に「足が震える……早くこの場所を立ち去りたい!」と懇願するほど。大人でも足すくむほどの高度感なので無理もありません。家族の中でも反応がくっきりと分かれたのが面白くも印象的でした。

ぐるっと回って大月駅へ。家族みんなで楽しめる最高のコース!
絶壁の迫力を十分に体感した後は、ぐるっと山足を回るように「浅利登山口」へ向かって下山。無事に山を降り、そのまま徒歩で大月駅まで戻ってきました。
休憩や景色を堪能する時間も含めて全体で約4時間30分の行程となりました。
急な岩場やスリリングな絶壁、そして富士山の絶景と変化に富んだコースで、終わってみれば「家族みんなで心から楽しめる最高のハイキングコース」でした!
岩殿城の持つ本物の要塞としての凄みと、山梨の豊かな自然を全身で体感できる素晴らしい一日となりました。しっかりとした準備をして、ぜひご家族や仲間とチャレンジしてみてはいかがでしょうか!(※訪れる際は、滑りにくい靴と手袋のご用意をおすすめします!)
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