「雁金城(かりがねじょう)」215城目@日本の城 #新潟県

■城名
雁金城(かりがねじょう)

■別名
狩金城

■所在地
新潟県上越市大字後谷字雁金山(雁金山森林公園)

■見ごたえ
★★★

■築城年
南北朝時代〜室町時代初期(または戦国時代)

■廃城年
不明

■築城者
不明

■主な城主
上杉氏(長尾氏)臣下

■城郭構造
連郭式

■城分類
山城

■遺構
本丸跡、曲輪、堀切、土塁、空堀、竪堀

■歴史(GEMINIより)

雁金城(かりがねじょう)は、現在の新潟県上越市後谷に位置する戦国時代の山城跡です。越後平野と上越市街地、さらには日本海までを一望できる雁金山の頂(標高約150m)に築かれており、春日山城の北東側を守る重要な要塞として機能していました。
1. 春日山城防衛網と北国街道の監視拠点
築城時期の詳細は定かではありませんが、上杉氏の本拠地である春日山城を東側・北側から保護する重要な支城(からめ手防衛)として整備されました。直下を通る北国街道や柿崎方面からのルート、さらに日本海の水上交通までを見渡せる圧巻の眺望を誇り、監視および警備の最前線として極めて高い地政学的価値を持っていました。
2. 御館の乱における戦略的動向
天正6年(1578年)の「御館の乱」の際にも、春日山城周辺の緊張を高める重要拠点の一つとなりました。春日山城に隣接する支城群の中でも特に視界が開けた山城であり、敵の動向を察知する警報処・情報拠点としての役割を果たしたと考えられています。
3. 現在の雁金城跡
現在は「雁金山森林公園」として遊歩道や見晴らし台が整備されており、比較的登りやすい山城となっています。主郭(本丸)跡には広場や展望台が置かれ、かつて上杉の将兵が眺めたであろう上越市街地や日本海の美しい絶景を堪能できます。また、周囲には尾根を断ち切る「堀切」や「曲輪」のグラフィックがしっかりと残されており、気軽に山城の遺構とロマンを楽しめるスポットです。

■場所

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■城巡り記録

2026年10月10日

 

10月10日、秋晴れの素晴らしい青空が広がる絶好のツーリング&城巡り日和!今回は、新潟県上越市にある春日山城の重要な支城「雁金城(かりがねじょう)」へ行ってきました。

越後平野や日本海を一望できる要衝として知られる雁金城ですが、実際に訪れてみると歴史のロマンはもちろん、山城としての魅力が凝縮された素晴らしいスポットでした!

急斜面をバイクで駆け上がり、親切な登山口へ

雁金城への道中はなかなかの急斜面!山腹へ向かってぐんぐんと坂道を登っていくことになりますが、今回はバイクで訪れたのが大正解でした。かなり上の方までしっかりと車道が整備されているため、快適にアクセスすることができ、「これを最初から徒歩で登っていたら本当に大変だったな……」とバイクのありがたみを実感しました。

山の上には専用の駐車場がしっかりと用意されており、「雁金城跡」と書かれた分かりやすい登山口の看板が設置されています。

さらに嬉しかったのが、登山口に用意されたホスピタリティです。散策用のパンフレットが設置されているだけでなく、なんとその隣には自由に使えるトレッキングポール(ストック)まで用意されていました!山城散策での足腰の負担や障害物対策にストックは欠かせないアイテム。地元の方々の温かい心配りに感謝しつつ、ポールをお借りしていざアタック開始です。

整備された道と、どこか神秘的な空気感

一歩足を踏み入れると、登山道は非常にきれいに手入れされており、とても歩きやすい状態が保たれています。

それでいて、周囲の木々に囲まれた空間には静寂とどこか神秘的な雰囲気が漂っており、まるでタイムスリップしたかのような独特の空気を肌で感じることができます。木漏れ日を浴びながら歩くだけで心が洗われるような、非常に心地よい道並みです。

しばらく歩を進めると、道が二手に分かれる分岐点に到着しました。一方は「本丸」、もう一方は「のろし台」へと続いています。どちらも距離にして100mほどとのことですが、目の前にはなかなかの急勾配な階段が立ちはだかり、ここが踏ん張りどころです!

まずは順路に従って、「本丸」の方から目指すことにしました。

蜘蛛の巣払いにポールが大活躍!木々に囲まれた静寂の本丸

本丸へ続く階段を登り始めると、予想通り「山城あるある」である蜘蛛の巣がちらほらと出現!ここで登山口でお借りしたトレッキングポールが大活躍してくれました。ポールを前方で軽く振りながら進むことで、スムーズに蜘蛛の巣を回避。借りておいて本当に良かったと実感した瞬間です。

階段を登りきって到着した本丸跡は、周囲を豊かな木々にぐるりと囲まれた静かな広場になっていました。木々が生い茂っているため眺望・景色自体はあまり開けていませんでしたが、かつてここに主郭が置かれ、将兵たちが陣取っていた歴史の気配を静かに噛みしめることができました。

急斜面を越えて「のろし台」へ!息をのむ絶景と歴史の痕跡

続いて、分岐まで戻りもう一方の「のろし台」へと向かいます。

こちらはかなりの急斜面になっており、安全に登れるよう鉄製の頑丈な階段や通路でしっかりと補強されていました。足元に注意しながら鉄製階段を一歩一歩登りつめると……そこに待っていたのは、予想を遥かに超える圧巻の大パノラマでした!

のろし台からの景色は本当に素晴らしく、眼下に広がる上越の街並みや平野を一望することができます。「ここは確実に春日山城の支城として機能していた場所だ」と一目で確信できるほどの圧倒的な視界の広さです。この場所から狼煙(のろし)を上げ、春日山城へ緊急事態を伝えていた戦国時代の情景が鮮明に目に浮かびました。

さらに印象的だったのが、のろし台の敷地内に木の燃えカス(炭)が残されていたことです。地域イベントか何かで実際に「のろし体験」が行われたのでしょうか。現代において再現された狼煙の痕跡を目にすることができ、歴史が今も生きているような感覚になり胸が熱くなりました。

短時間でも見応え抜群!訪れる価値のある名城

急斜面や階段の登り降りで心地よい汗をかきましたが、バイクでのアクセスの良さ、手入れされた神秘的な参道、そしてのろし台からの大絶景と、見どころがぎゅっと詰まった大満足の登城となりました。

しっかりと準備されたパンフレットやトレッキングポールのおかげで、安心して山城探訪を楽しむことができました。春日山城防衛網のリアルなスケール感を体感したい方や、絶景を楽しみたい方には心からおすすめしたい「素晴らしいお城」です!(※訪れる際は、ぜひ登山口のトレッキングポールをご活用ください!)

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