2021年4月4日
■城名
明石城
■所在地
兵庫県
■称号
日本100名城、日本さくら名所100選
■別名
喜春城(きはるじょう、きしゅんじょう)、錦江城(きんこうじょう)
■築城年
1618年(元和4年)
■築城者
小笠原忠真
■主な改修者
松平直常
■主な城主
松平氏(越前系)
■天守
なし(天守台はあり)
■天守構造
–
■城郭構造
連郭梯郭混合式
■城分類
平山城
■縄張り
JR明石駅北側に位置し、駅ホームより間近に望めます。
縄張りは連郭梯郭混合式の平山城です。
丘陵舌端に築かれ、本丸付近は柿本人麻呂を祀った人丸塚があったと言われており、この地は嘉吉の乱で激戦地となりました。
明石の地は、山陽道が通り、北には丹波国、但馬国への道が分かれ、淡路島、四国のルートがあり、古来より交通の要衝でした。
徳川幕府が西国の外様大名の抑えの城として、姫路城についで着目しました。
本丸を中心に配し、東側に二の丸、その東に東の丸が配され、南側に三の丸、西側には稲荷郭が設けられました。
本丸、二の丸、東の丸は明石城の主郭部分で、この部分の石垣、土塁、堀などの作事は徳川幕府が担当し、三の丸と町屋に関しては、小笠原氏と徳川幕府の共同事業として進められました。
■歴史
1617年(元和3年)信濃松本藩主より明石藩主となった小笠原忠真は、明石城の西方、明石川河口西岸にあった船上城に入城しました。
譜代大名たる小笠原氏10万石の居城として城郭を建設するよう、同年に第2代・将軍徳川秀忠より築城命令がされました。
■見どころ
(遺構)櫓、石垣、堀、移築門
(国の重要文化財)巽櫓・坤櫓
(再建)塀
■城巡り記
あいにくの雨模様でしたが、JR明石駅で電車を降りるとすぐ目の前に明石城が見えました。
駅を降りると目の前は明石城のお堀です。
お城は明石公園としてきれいに整備されていました。
明石城の入り口。
100名城の中でも結構ひっそりとしている部類かもしれません。
100名城スタンプは入り口を入ってすぐの明石公園サービスセンターに置かれています。
ここで多少明石城にまつわることが記載されています。
ちょうど桜が満開の季節でしたので、雨が降っていなくてコロナ禍でなければすごいにぎわいだったのでしょう。
明石城で目立つのは左右にそびえたつ3重櫓です。
巽櫓と坤櫓です。
現存する3重櫓は12基しかなく、そのうちの2基がこの明石城にあるそうで国の重要文化財に指定されています。
初代明石藩主の小笠原忠政(後の忠真)は、織田信長と徳川家康の二人を曽祖父に持つというものすごい血筋らしいです。
櫓までの石垣は非常に趣があり、良い感じでした。
石階段もすばらしいです。
登ると広場になっていました。
結構広いです。
塀の狭間からのぞき込むと下の様子がよく見えます。
こういった崖沿いに城を作ると攻め難いですね。
見どころは2つの櫓はもちろんですが、それ以外ですとやはり石垣でしょうか。
かなり高く積まれた石垣は見ごたえ十分です。
この季節だと桜が非常にきれいですね。
お城と桜は本当によく合うと思います。
櫓と下の高さ。
作るとき怖いなぁ。
明石城を堪能しましたが、次は天気の良い日に来たいです。
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