2018年12月9日
■城名
鉢形城
■称号
日本100名城
■別名
なし
■築城年
1476年
■築城者
長尾景春
■主な改修者
田丸直昌、森忠政
■天守
城跡
■城郭構造
連郭式
■城分類
平山城
■縄張り
・深沢川が荒川に合流する付近の両河川が谷を刻む断崖上の天然の要害に立地
・唯一平地部に面する南西側に大手、外曲輪、三の曲輪(三ノ丸)の三つの郭を配置
・両河川の合流地点である北東側に向かって順に二の曲輪(二ノ丸)、本曲輪(本丸)、笹曲輪と、曲輪が連なる連郭式の構造
・搦手、本丸、二ノ丸、三ノ丸および諏訪曲輪には塹壕をともない、また北西側の荒川沿岸は断崖に面する
■歴史
・初めて築城したのは関東管領山内上杉氏の家臣である長尾景春
・小田原の後北条氏時代に北条氏邦によって整備拡張され、後北条氏の上野国支配の拠点となった
・稀に見る頑強な要害だったとされ、武田信玄、上杉謙信、前田利家、上杉景勝らの数度の攻撃に耐え、小田原征伐では3万とも5万とも言われる北国軍に包囲されて1ヶ月に渡って籠城したのちに「開城」という形になった
■見どころ
土塁(復元石積土塁)、堀
小川和紙マラソンを走り、帰りにせっかく遠くまで来たのでお城を見ていこうと鉢形城に寄りました。
小川町の隣の寄居町にあり、八高線の寄居で降りてバスです。
寄居の駅は閑散としていて、バスは誰も乗っていませんでした。
運転手さんは子供と遊んでくれて、いろいろなバスの説明をしてくれ非常にいい人でした。
そして、100名城最初のスタンプになります。
スタンプは「鉢形城歴史館」の受付隣にありました。
200円を払い歴史館の見学もできますが、スタンプを押すだけなら入る必要はありません。
でも、心がそれほど強くないのと鉢形城の歴史も知りたかったので、200円払って入りました。
中は簡素な感じで、見るものは多くありませんがそれでもある程度の歴史や城のつくりは学べます。
こんな冬の夕方に訪れる人もおらず、貸切状態。
ここでびっくりしたのが私より嫁のほうがしっかりと学んでいたことです。
鉢形城は城跡であるため、実際の城はないのですが、それでも資料館で学ぶことによりイメージが膨らみます。
よしよし、嫁も城好きになってきたぞ。
そのあとはショートカットして本丸からの絶景だけ見ようとしたのですが、ベビーカーを押しながら行ける場所ではなかったため、グルっとお城を一周してみることにしました。
三の曲輪、二の曲輪と見れて、堀と土塁も見れて、良かったです。
普通の広場としてしか見れない場所も、ちゃんと学んでからみると見方が変わります。
これは、今後お城を見るときは歴史資料館に先によることが必要ですね。
できれば、事前に勉強してから行くほうがいいかもしれません。
そして本丸から絶壁とその下の川。
天然の要塞を実感しました。
夕方に来てしまったため十分な散策が出来ませんでしたが、また来てじっくりと見てみたいと思う城跡でした。