「彦根城」40城目@100名城 #滋賀県

■城名
彦根城

■別名
金亀城

■所在地
近江国犬上郡彦根

■見ごたえ
★★★★★

■称号
現存十二天守、国宝五城、日本100名城

■築城年
1622年(元和8年)

■廃城年
1874年(明治7年)

■築城者
井伊直継

■主な城主
井伊氏

■天守
現存天守

■天守構造
複合式望楼型 3重3階地下1階(1604年築)

■城郭構造
連郭式

■城分類
平山城

■縄張
本丸、二の丸、三の丸と北側に山崎曲輪が配置され、御殿は二の丸に置かれました。
本丸に天守、西の丸と山崎曲輪に三重櫓が建てられました。
城の北側には玄宮園と楽々園という大名庭園が配されており、これらは「玄宮楽々園」として国の名勝に指定されています。
彦根城の建築物には、近江の名族京極高次が城主を務めた大津城からの天守を始め、佐和山城から佐和口多門櫓(非現存)と太鼓櫓門、小谷城から西ノ丸三重櫓、観音寺城からや、どこのものかは不明とされているが太鼓門、などの移築伝承が多くあります。
天秤櫓は、長浜城から移築したといわれています。

■歴史
徳川四天王の一人・井伊直政は、1600年(慶長5年)関ヶ原の戦いの後、その軍功により18万石にて近江国北東部に封ぜられ、西軍指揮官・石田三成の居城であった佐和山城に入城しました。
佐和山城は「三成に過ぎたるものが二つあり、島の左近に佐和山の城」と言われるほどの名城でしたが、直政は、中世的な古い縄張りや三成の居城であったことを嫌い、琵琶湖岸に近い磯山(現在の米原市磯)に居城を移すことを計画しました。
しかし、関ヶ原の戦傷が癒えず、1602年(慶長7年)に死去します。
家督を継いだ井伊直継が幼少であったため、直政の遺臣である家老の木俣守勝が徳川家康と相談して直政の遺志を継ぎ、1603年(慶長8年)琵琶湖に面した彦根山(別名、金亀山)に彦根城の築城を開始しました。
彦根城を築くにあたり大津城、佐和山城はじめ近江国の諸城を移転や破却をし、城の建設物に利用しました。
築城には公儀御奉行3名が付けられ、尾張藩や越前藩など7か国12大名(15大名とも)が手伝いを命じられる天下普請でした。
幕末に幕府大老を務めた井伊直弼は、35歳で藩主となるまでこの城下町で過ごしています。その時に住んだ屋敷は「埋木舎(うもれぎのや)」として現存しています。

■遺構
現存天守、 櫓、門、塀、馬屋、石垣、土塁、堀

■ご城印

 

 

 

■場所

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■城巡り記録

2022年12月29日

2022年の年末に彦根城に行ってきました。

最後の締めに現存天守を観れるなんて幸せです。

お城までの道には石材屋さんのひこにゃんが迎えてくれました。

くまモンと並ぶ人気ですね。

石田三成の佐和山城も近くにあり、石田三成と井伊家、彦根城の説明が並んで記載されています。

中堀からお城を眺めます。

すごい石垣ですね。

佐和口から入って表門橋を渡ります。

こちらに登り石垣という段々になった石垣があります。

近くで見ると迫力がありますし、石垣が苔むしていて非常によい味を出しています。

表門の山道手前で入城券を購入します。

大人800円です。

家族4人分購入します。

一緒にご城印と靴入れも購入しました。

靴入れが国宝五城が描かれていてカッコいいです。

山道は緩やかな傾斜。

階段を上っていくと石垣が見えてきます。

櫓が見えます。

さらに上ると立派な橋がありました。

子の櫓が天秤櫓だそうです。

石垣が積まれた年代によって積み方が違うのが面白いですね。

そこからいったん大手門の方に降りていきました。

初めに行った方が大手門かと思っていたのですが、違うみたいです。

現代だと駅から近いほうが大手門だと思ってしまいますよね。

大手門橋側の石垣には武者走りがあります。

大手門橋の方はあまり人がいませんでしたが、こちらも非常に趣があってよい場所です。

一旦くるっと回って表門に戻り、表門御殿に行きました。

なぜなら、ひこにゃんのショーがあるからです。

子供たちはお城よりもこちらの方が楽しそうです。

一番前に行って見ていました。

そこからまた登って、鐘の丸にある売店でご城印を購入しました。

ここでしかないものがあったので・・・。

ついでにご城印帳も購入します。

ご城印帳は最近多くのお城で売っているので、ご城印よりも多くなってしまうところが問題です。

天秤櫓の前の橋からの景色もいいですね。

右手には佐和山城跡が見えます。

天秤櫓をくぐるとさらに上ります。

ちょうど階段を上っているときに虹が出ていました。

こちらは本丸手前の太鼓門櫓です。

そして現存天守へ。

行った時間が遅かったのと、年末だったこともあり、あまり観光客はおらず良かったです。

中に入ると古い柱や梁が、年代を感じさせます。

梁は木をそのまま使っているところもあり、また蚤できれいに加工しているところもあり、江戸時代になってから、権威を象徴するために建てたお城という感じでした。

これが江戸時代初期に作られたものとは思えません。

日本のすごい技術です。

外に出るともう夕暮れ。

お城が夕日に照らされて、綺麗でした。

天守からの景色も素晴らしいですね。

昔はもっとびわ湖が近かったようです。

ここから西の丸の三重櫓に向かいました。

石垣が凄いです。

かなり石垣に囲まれていますよね。

これだけの石垣が使えたのも、近くのお城を破却できたからでしょうか。

そういえば、石垣を積む職人の穴太衆はこの近江ですから、それも関係しているのかもしれませんね。

帰りは楽々園の方を降りてみました。

二季咲桜が年末なのに咲いているのには驚きました。

冬に咲く桜もあるんですね。

駅からライトアップされている彦根城。

綺麗ですね。

国宝の素晴らしいお城でした。

そして、ひこにゃんに年賀状を出すと返信してくれると言っていたので、娘が早速出していました。

これも年末に行ったのが良かったのか、年賀状の余りを持っていたのですぐに出すことが出来ました。

しばらくして、本当にちゃんと返信が来ました。

しかも、年内に無料の入場券として使えるそうです。

また行きたくなりますね。

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