「七尾城」@7城目

2019年3月9日

■城名
七尾城

■所在地
能登国鹿島郡七尾(現・石川県七尾市古城町)

■称号
日本100名城、日本五大山城

■別名
松尾城、末尾城

■築城年
1428年 – 1429年(正長年間)

■廃城年
1589年(天正17年)

■築城者
畠山満慶

■主な改修者
畠山義綱、上杉謙信

■主な城主
畠山氏、鰺坂長実(上杉氏)、前田氏

■天守
なし

■天守構造
なし

■城郭構造
連郭式

■城分類
山城

■縄張り
七尾湾が一望できる、石動山系の北端の標高300mほどの尾根上(通称「城山」)にあり、その尾根から枝分かれする行く筋もの大小の尾根にも無数の砦を配置した大規模な山城です。

「七尾」という名は「七つの尾根」(松尾・竹尾・梅尾・菊尾・亀尾・虎尾・龍尾)から由来しているといわれています。
別名として「松尾城」あるいは「末尾城」と記した資料も残っています。
これは城が七つの尾根のうち松尾に築かれたためで、いずれも尾根づたいに配された曲輪を連想させます。

■歴史
室町三管領家の七尾畠山氏の初代当主で能登国守護の畠山満慶が正長年間(1428年~1429年)頃にこの地に築いたと思われますが、当時の七尾城は砦程度の規模と見られ、行政府である守護所も府中(現七尾市府中)に置かれていました。
次第に拡張、増強され、以後約150年間にわたって領国支配の本拠となり、五代当主である畠山慶致の頃には守護所も府中(七尾城山の麓)から七尾城へと移されたといいます。
その後、畠山義続・畠山義綱の頃に能登では戦乱が続いたために増築され、最大の縄張りとなったと言われます。
山麓に城下町「千門万戸」が一里余りも連なり、山頂にそびえる七尾城の威容は「天宮」とまで称されたと記録に残っています。
1576年(天正4年)に能登国に侵攻した上杉謙信に包囲され、謙信は、かつて人質(養子扱い)として差し出されていた上条政繁(畠山義春)を新たな畠山氏の当主として擁立し、かねてから乱れている能登の治安を回復するという大義名分の基に能登攻めを開始します。
七尾城は一年にわたって持ちこたえましたが、重臣同士の対立の末に擁立されていた若年の当主畠山春王丸が長続連、遊佐続光、温井景隆らの対立を収めることができず、結果七尾城は孤立し、最終的には遊佐続光の内応によって徹底抗戦を主張した長氏一族が殺害され、同年9月13日に開城されました(七尾城の戦い)。
この際、上杉謙信が詠んだ漢詩「九月十三夜陣中作」は非常に有名である。しかし、実際にはこの詩は上杉謙信が詠んだものではないといわれています。

越中国と能登国を繋ぐ要所である七尾城は、のちに織田氏によって領され、城代として菅屋長頼が入って政務にあたった後に前田利家が入りますが、既に山城の時代ではなく、拠点を小丸山城に移したため、しばらく子の前田利政が城主となっていましたが、のち、1589年(天正17年)廃城となりました。

■見どころ
(遺構)郭、石垣、土塁、堀切、虎口

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日本百名城、7城目は七尾城。

大好きな武将、上杉謙信が攻め落とした山城です。

本当は徒歩で登りたかったのですが、時間が無くてタクシーで行くことに。

しかし、昨年の大雨で土砂崩れを起こし、本丸までの道が通行止め。なんとか回り道をしてもらい行くことが出来ました。

そして、その前に百名城スタンプ。

場所は七尾城史資料館にあるのですが、資料館自体は冬季休業。

確かにこの辺は雪の多い地域なので冬は登れないか・・・。ただ、今年は近年稀にみる雪の少なさらしく、雪が全く見当たりません。

資料館自体は休みでしたが、ちゃんとスタンプは置いてありました。

良かった~。

私と子供たちとさっそくスタンプ押印。

グルっと山を回って登りましたが、かなりの高さです。

ここはさすがに攻めづらそう。

本丸手前に駐車場から歩いて本丸まで行きます。

道はウッドチップが敷き詰められており、非常に歩きやすいです。

この木は石川県の県木「あすなろ」、「アテ」とも言います。

「明日は檜になろう」からアスナロと名がついたとかなんとか、この木の葉っぱをお財布に入れておくと当てにしないお金が貯まっていくのだとか。

なんか、いろいろなダジャレが混じっているような気もしますが、さっそく小銭入れに入れておきました。

ここから整備された石階段と石垣を上ります。

もう山の中の石段。すごい気持ちがいい。

写真で見るとすごい長い気がしますが、結構あっという間に本丸に着きます。

登りやすいのでまだまだ登ってみたかったです。

この階段を上ると開けたところに石垣があります。

3段に連なった石垣の横の階段を上ると山頂となる本丸に着きます。

この石垣も非常に良いです。

上ったところに七尾城址の石碑があります。

天気も良く、非常に開けた場所であったため気持ち良かったです。

そして、そこから見下ろす景色も最高です。

上杉謙信もこの景色を眺めたそうです。

山あり海あり、能登は非常に良い場所ですね。

本丸の上に神社がありました。

駐車場に戻るとき、本来の登山口もちょっと見てみました。

こちらもずっと続く石段。

これはやはり下から登りたかったなぁ・・・。

こんなに石垣の石をどこから持ってきたのでしょうか。

昔の人は本当にすごいです。

お城は無いけど、ものすごい楽しめました。

七尾城、必見だと思います。

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