「岩村城」54城目@100名城 #岐阜県

■城名
岩村城(いわむらじょう)

■別名
霧ヶ城

■所在地
岐阜県恵那市岩村町

■見ごたえ
★★★★★

■築城年
承久3年(1221)以降

■廃城年
明治4年(1871)

■築城者
遠山景朝

■主な改修者
河尻秀隆、各務元正

■主な城主
遠山氏、森氏、大給松平氏、丹羽氏

■城郭構造
梯郭式

■城分類
山城

■遺構
曲輪、石垣、移築門、井戸

■指定文化財
県史跡

■歴史
日本三大山城の一つに数えられている名城です。海抜約721メートルという全国屈指の高さに築かれており、「天空の城」とも評されています。

岩村城の築城時期は鎌倉時代後期(1185~1333年)に遡るという説もあります。最初に城を築いたのは地頭の加藤景廉(かとう かげかど)とも伝えられており、後世に遠山氏が城主となって近世城郭に整理していきます。遠山氏は美濃国東部に勢力を広げ、岩村城もその根城にしました。

戦国時代になると、この城の戦略的地位はますます重要になります。武田信玄の家臣秋山信友(虎繁)が攻め込み、城主遠山景任が死去して後、後家となった「女城主」おつやの方が城の実権を握ります。おつやの方は織田信長の叔母にあたるという血縁もあって、この城の帰属を巡って武田、織田、徳川という大大名が対峙しました。

元亀三年(1572)、武田勢の秋山信友に攻め落とされた後、おつやの方は秋山に降伏して結婚しました。これにより岩村城は武田方の最前線基地に転用されます。織田信長はこの裏切りに激しく憤り、後に城を攻め込み、女城主おつやの方も最後に處刑されたという悲劇も後世に伝えられています。

信長死後、豊臣秀吉の配下に森長可、次に森忠政が城主となって近世城郭に大改築しました。近世の岩村城は石垣に守られた近世城に整理され、城下町も大きく発展しました。江戸時代には大給松平氏が入城して封地を治めます。

明治時代に入って、城は廃城令により解体されたものの、重厚な石垣はよく保存され、現在も当時の威容を伝えてくれます。岩村城跡は国指定史跡に指定され、「城跡+城下町」で魅力あふれており、城下町の町並みも「重要伝統的建造物群保存地区」として保護されています。

岩村城は山城という地理条件もあって難攻不落の城塞に数えられてきました。その歴史には数奇な運命に翻弄された城主たちの悲話も宿っており、日本の中世、近世の歴史を体感する上に非常に魅力的です。

■ご城印

■場所

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■城巡り記録

2025年6月6日

行きたかった山城、岩村城についに行きました。

岩村歴史資料館にバイクをとめます。

資料館の前には太鼓櫓と藩主邸があります。

まずは資料館に立ち寄り100名城のスタンプを押します。

出来ればこちらに御城印もあればよかったのですが、ご城印は別の場所で販売しているそうです。

こちらでガイドマップを200円で販売されていたので購入しました。

いよいよ山城に登っていきます。

藩主邸の説明版を読み、その横に刺さっている旗をみると歴代の城主の旗でしょうか。

かなり多いです。

岩村城の案内図によると本丸まで850m、20分で行けるみたいです。

思っていたほど時間がかからないみたいで安心しました。

いよいよ登っていきます。

最初から結構な斜度の坂道

アスファルトで歩きやすいです。

少し歩くと石畳になります。

綺麗に整備された石畳で階段状になっていて非常に歩きやすいです。

所々に説明版があるのも非常に良いですね。

畳橋は橋の板が外せる仕組みになっていたそうです。

苔むした石垣などたまりません。

登っていくとどんどん石垣が出てきます。

どれも歴史を感じさせる素晴らしい石垣です。

しばらく歩くと段々となった石垣が。

こちらが岩村城と言えばという写真で良く出てくるものです。

実際に見ても素晴らしいですね。

それにしてもよく整備されていて歩きやすい場所でした。

あまり登山装備をせずに来ても大丈夫ですね。

本丸からの景色も非常に良かったです。

 

そのあとご城印を購入しに岩村観光案内所へ。

古い町並みの中に溶け込んでいて良い感じです。

ご城印は複数売られていました。

その中で、せっかくなので限定ご城印を2つ購入しました。

さすが100名城という感じで非常に良かったです。

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