■城名
小机城
■所在地
武蔵国橘樹郡小机郷(現在の神奈川県横浜市港北区小机町)
■称号
続日本100名城、御城印のある城
■別名
飯田城、根古屋城
■築城年
永享年間(15世紀前半)か
■廃城年
1478年(文明10年)、1590年(天正18年)
■築城者
上杉氏か
■主な改修者
長尾氏、後北条氏
■主な城主
上杉氏、長尾氏、笠原氏、後北条氏
■天守
なし
■天守構造
–
■城郭構造
連郭式
■城分類
平山城
■縄張り
主要な二つの郭のうちどちらが主郭であったかは不明で、現在の表示では、西側の郭を「本丸」としています。
■歴史
永享の乱(1438年~1439年)の頃に関東管領上杉氏によって築城されたとされますが、正確な築城年代は分かっていません。
長尾景春の乱のうち1478年(文明10年)に起きた攻守戦で、山内上杉家の家宰であった長尾景春が、父の死後に家宰職を相続できなかったことに端を発し、主家に対する反乱を起こしました。
このとき景春の味方をした豊嶋氏が小机城に立てこもり、敵方の太田道灌が攻撃をしました。
道灌は近くの集落の松の大木の下に腰掛け、「小机はまず手習いの初めにて、いろはにほへとちりぢりとなる」と歌を詠んで味方を鼓舞し、程なく、鶴見川対岸の亀の甲山に陣をとり、約2か月をかけて落城させたとされています。
その後は廃城となりましたが、この地域が後北条氏の勢力下に入ると北条氏綱の手により修復され、家臣の笠原信為が城主として配置し、小机衆が組織されました。
笠原氏は、小机城を中心に付近の村に僧侶を招き寺を建立するなど城下の整備に力を注いだと見られ、江戸時代になってもその子孫は代々この地の付近に住んでいます。
その後、城主は北条氏堯、北条氏政の弟三郎(上杉景虎ではないらしい)、北条氏光と替わっています。
1590年(天正18年)の豊臣秀吉による小田原征伐の際には、無傷のまま落城しました。
その後、徳川家康の関東入府のときに廃城とされました。
■見どころ
遺構 空堀、土塁、土橋、堀切、櫓台、帯郭
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■城巡り記録
2021年11月19日
JR横浜線に乗って、小机駅という駅があるのは昔から知っていましたが、ここにお城があるとは初めて知りました。
そして、この小机駅に始めておりました。
普段行かないところにも行けるのはお城があるおかげだと思います。
お城巡りの趣味はやはりいいですね。
続100名城に選定されているお城です。
まずはスタンプを押します。
駅のすぐ近くにある小机地区センターにスタンプは置かれています。
入り口を入ってすぐの場所にスタンプは設置されていました。
スタンプの横にはガイドマップも置かれています。
非常にありがたいです。
お城に向かっていきますが、案内があって分かりやすいです。
お城は平山城ですので、手前で坂道になりました。
お城の入り口に差し掛かるとすごい竹林です。
予想していたよりもすごい竹林で驚きました。
さらにお城の坂を上っていきますが、竹に囲まれて非常に清々しい場所でした。
道も非常にきれいに整備されています。
空堀も綺麗に残っていました。
空堀の脇を整備された道があり、空堀を見ながら散策出来ます。
当時もこれほどの竹林だったのでしょうか。
ぐるっと囲まれていいる空堀をゆっくりと見ました。
あまりお城に詳しくない人のためにちゃんと案内が記載されています。
空堀の先には階段があります。
この先は土塁が積まれているようです。
土塁にもちゃんと案内が記載されています。
階段を上った先では発掘調査が行われていました。
発掘調査ですが、かなりの人が作業をしています。
すごいですね。
土をきれいに掘り起こして、いろいろと調べています。
新たな発見がされるといいですね。
この辺は二の丸と考えられている場所で、一度降りてみました。
もう竹林の素晴らしさ。
綺麗に整備されて、竹林がより映えます。
先ほどの二の丸の周りをぐるっと回ってみました。
階段も綺麗に整備されていて歩きやすいです。
この竹は中国原産でした。
孟宗竹という名前の由来などが記載されています。
竹林が凄いのですが、ほとんど人はいません。
横浜にこんなところがあるのかというくらい、素晴らしい景色が広がっています。
竹から何か出ているのではないかと思うくらい清々しく、気持ちいいです。
本丸と考えられている場所に向かいます。
そこには小机城の想定図や歴史が記載されていました。
戦国時代の初期、江戸城などを最初に作った太田道灌が攻め落とした城です。
本丸の入り口には大きな門も設置されていましたが、中は野球などで使われている感じでした。
まぁ現代に有効活用するためには広場として使うのが良いのでしょう。
帰りは降りる方向を変えてみました。
長い階段をゆっくりと降ります。
こちらが下りた先です。
それほど広くはないですが、周りの住宅街からは、特に近くに新横浜のある場所とは思えないほどの素晴らしい場所に驚きました。
さすが続100名城に選定されたお城だと思います。
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