「岸和田城」36城目@続100名城 #大阪府

■城名
岸和田城(きしわだじょう)

■別名
岸ノ和田城、滕城、蟄亀利城、千亀利城

■所在地
大阪府岸和田市岸城町

■見ごたえ

■称号
続日本100名城

■築城年
応永年間(1394〜1428)

■廃城年
明治4年(1871)

■築城者
信濃泰義?

■主な改修者
三好義賢、小出秀政、岡部宣勝

■主な城主
小出氏、岡部氏

■天守
復興天守

■天守構造
複合式望楼型[5重5階/1597年築/改築]
複合式層塔型[5重5階/1619年改/焼失(落雷)]
連結式望楼型[3重3階/1954年再/RC造外観復興]

■城郭構造
輪郭式

■城分類
平城

■縄張
江戸時代には岸和田藩の藩庁が置かれていました。
本丸庭園は国の名勝です。
岸和田城は猪伏山(いぶせやま)と呼ばれた小高い丘の上にあり、本丸と二の丸を合せた形が、機の縦糸を巻く器具「縢」(ちきり)に似ていることから蟄亀利城(後に千亀利城)と呼ばれるようになりました。
城内にある岸城神社は千亀利と「契り」とをかけて、縁結びの神社として知られています。
桜の季節は花見の名所となり、大阪みどりの百選に選定されています。

■歴史
延元元年/建武3年5月25日(1336年7月4日)の湊川の戦いで楠木正成の部下として活躍した岸和田治氏という武将がおり、おそらくその一族によって1400年までに岸和田が開拓されたと見られています。
応永15年(1408年)細川頼長と細川基之が和泉国の上下半国守護となり岸和田城の城主となったようで、その後和泉守護細川家が岸和田城と関わりを持っていきます。
明応9年(1500年)には、和泉上守護細川元有と和泉下守護細川政久が畠山尚順に攻められ岸和田城で討ち死にしたおりには、管領・細川政元の重臣・赤沢朝経が城を奪還しました。
その後、両細川の乱により細川元有の子・細川元常が阿波に逃れると、細川高国政権下において細川高基、細川晴宣が和泉守護となり、守護代松浦氏の松浦盛・松浦守父子と共に岸和田領の統治を行います。
大永7年(1527年)、阿波の細川晴元が細川高国との決戦に勝利し(桂川原の戦い)、和泉堺を本拠とした「堺公方府」を設置、細川元常・その子細川晴貞が和泉守護に帰り咲きます。
この時、松浦守は引き続き守護代として統治に関わっていましたが、天文17年(1548年)細川晴元とその重臣・三好長慶が対立すると、松浦守は、和泉上守護・細川晴貞から離反し三好長慶につきます。
永禄元年(1558年)には、三好長慶の実弟・三好実休、十河一存、安宅冬康が岸和田城に入り、永禄3年(1560年)には三好実休が大規模な改修をし、十河一存、安宅冬康を総大将に2800兵を籠城させました。
永禄5年(1562年)畠山高政との久米田の戦いで三好実休が戦死すると、安宅冬康は岸和田城を退き、代わって守護・細川刑部(細川晴貞)が城主となります。
しかし同年の教興寺の戦いで畠山高政が大敗すると、再び三好長慶軍が岸和田城を回復し、松浦虎が城主になります。
天正5年(1577年)、織田信長は紀州征伐を行い、紀伊方面の抑えとして織田信張を佐野砦に置きます。
その後、織田信張は岸和田城へ移ります。
天正9年(1581年)、前年に和泉国の支配者となった蜂屋頼隆が城主とされました。
天正11年(1583年)豊臣秀吉は、岸和田城を中村一氏の配下に置き、根来衆、雑賀衆、粉河衆などの一揆衆討伐を命じます。
そんな中天正12年(1584年)小牧・長久手の戦いの留守を狙って、根来衆、雑賀衆、粉河衆連合軍は総数3万兵が侵攻し岸和田城に攻城戦を仕掛けてきました。
これに対して中村一氏と松浦宗清は城兵8000兵で守り切ります(岸和田合戦)。
この時、無数の蛸に救われたという伝説(蛸地蔵伝説)があります。

■遺構
曲輪、石垣、横堀(水堀)

■指定文化財
府史跡(岸和田城跡)

■再建造物
復興天守、櫓、門

■ご城印

■場所

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■城巡り記録

2025年8月11日

岸和田城に行ってきました。


岸城神社を過ぎるとすごい石垣と天守。


水堀の幅もしっかりしています。


根来寺の僧兵との戦いに備えて整備されたそうです。

それにしても石垣が想像していた以上に立派でした。


城内に入ると庭園には八陣の庭となっています。


諸葛孔明が考えた陣を模したそうです。

天守からは景色が一望できます。


関西空港もみえるのかな。

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