■城名
山名城(やまなじょう)
■別名
寺尾下城、下城、前城
■所在地
群馬県高崎市山名町前城
■見ごたえ
★★☆
■築城年
応永2年(1395)
■廃城年
不明
■築城者
尹良親王
■主な城主
山名氏、木部氏
■城分類
山城
■縄張
烏川と鏑川に挟まれた片岡丘陵の東南端付近に位置する山城。
東西に続く尾根の一部を堀切で区画して城郭化しており、南北130メートル・東西450メートルに広がります。
また西側の尾根続きで、城から北東700メートルには根小屋城が存在します。
■歴史
源義家の孫新田義重の子義範は、この城に拠って山名氏と称し、以後八代山名城を護ったといわれています。
応永2年(1395年)で、当時尹良親王の拠っていた寺尾城(寺尾中城)の東南城塁として築かれました。
別名の寺尾下城はこの寺尾中城や寺尾上城(乗附城)との対比に由来します。
その後、武田信玄が北西に根小屋城を築城したことでその支城として使用されました。
もう一つの別名である前城は、根小屋城の前にあることに由来します。
戦国時代を通じて、東の木部氏館にいた土豪木部氏が拠る要害城でした。
木部氏は武田氏・滝川氏・後北条氏と主家を変えて存続していましたが、天正18年(1590年)に豊臣秀吉が北条氏直を攻撃した際北条側に付いたため滅亡し、山名城の消息は不明となりました。
■遺構
曲輪、土塁、堀切、横堀(空堀)、竪堀
■指定文化財
市史跡
■場所
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■城巡り記録
2023年6月7日
武田信玄のお城である根小屋城と尾根続きとなっているお城山名城にも立ち寄ってみました。
山道ですが、しっかりと整備されていて歩きやすいです。
しかも、途中途中にいろいろな情報が載っている案内板を読むのも楽しいですね。
この辺を水戸黄門も歩いたとか。
山名城も昔の山城の城跡なので、何かあるというわけではないのですが、当時はこの辺でも戦があったのかなぁと思いながら散策するのは面白いです。
こちらもしっかりと整備されていて、山名城の案内板もありました。
源義家の孫にあたる新田義重の子義範がこの地で山梨と名乗ったことから山名城というらしいです。
なるほど、鎌倉時代までさかのぼる話なんですね。
お城は少し階段で登ったところに開けた場所がありました。
ここが本丸ですね。
木々が生い茂っていてあまり遠くを見渡せませんでしたが、木々を取り払えば結構遠くまで見えるのではないかと思います。
楽しかったです。
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