「吉田城 (三河国)」19城目@続100名城 #愛知県

■城名
吉田城 (三河国)

■別名
吉祥郭、峯野城、歯雑城

■所在地
愛知県豊橋市今橋町

■見ごたえ

■称号
続日本100名城

■築城年
永正2年(1505年)?

■廃城年
明治4年(1871年)

■築城者
牧野古白?

■主な改修者
池田輝政

■主な城主
牧野氏、戸田氏、小原氏、酒井氏、池田氏、竹谷松平氏、深溝松平氏、沼津水野氏、山形水野氏、小笠原氏、久世氏、牧野氏、大河内松平氏、本庄松平氏、大河内松平氏

■天守
なし

■城郭構造
半輪郭式

■城分類
平城

■縄張
江戸時代には吉田藩の政庁としての役割を果たしました。
別の城名としては、築城当初に今橋城と呼ばれ、明治維新後に吉田藩から豊橋藩に改名されたことに伴い豊橋城とも呼ばれました。

■歴史
永正2年(1505年)に宝飯郡の長山一色城主・牧野古白が今川氏親の命により、渥美郡馬見塚村(豊橋市今橋町。現在の同市馬見塚町とは位置が異なる。)の入道ヶ淵に臨む岡に築城したといわれています。
翌永正3年(1506年)松平氏と今川氏の戦いの後、牧野古白・野瀬丹波が討死。
享禄2年(1529年)、西三河から松平清康(長親の孫)が進出し吉田城を攻略し、三河支配権を、ほぼ確立させました。
しかし、天文4年(1535年)には清康が横死して松平氏の直臣の城番が撤退、かわって非直臣の城番の一人牧野成敏がそのまま城主となりますが、天文6年(1537年)には牧野氏を追った戸田宣成が城主となりました。
天文15年(1546年)、牛窪城主の牧野保成の要請を請けて今川氏が戸田宣成を攻めて吉田城を陥落させ、これを管理下に置きます。
今川氏が直接支配に乗り出したことで東三河における最重要戦略拠点となりました。
永禄3年(1560年)5月、今川義元が桶狭間の戦いで討たれると支配力を低下。
永禄8年(1565年)には、今川氏を離反した松平家康によって攻略されます。
武田氏とは、元亀2年(1572年)より天正10年(1582年)に至るまで攻防戦を三・遠の両国で繰り広げますが、天正3年(1575年)の長篠の戦いまでは徳川氏が劣勢でした。
天正18年(1590年)、豊臣秀吉により家康が関東に移封されると、池田輝政が東三河4郡を統べる15万2千石の城主となりました。

■遺構
石垣、土塁、堀

■指定文化財
吉田城址(豊橋市指定史跡)

■再建造物
模擬鉄櫓

■ご城印

■場所

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■城巡り記録

2023年8月22日

豊橋駅で降りて、吉田城に行ってきました。

吉田城までは路面電車があり、せっかくなので歩いていける距離ではありましたが路面電車に乗ることにしました。

市役所前で降ります。

すぐ吉田城がある豊橋公園に行けますが、いったんご城印を購入するため市役所に立ち寄ります。

吉田城のご城印は5種類あるそうです。

今回はその中でも酒井忠次のご城印にしました。

そのあと豊橋公園へ。

園内は非常に広いですが、吉田城のシンボルとなる鉄櫓は川沿いの端っこにあります。

気持ちの良い園内を歩いて向かいます。

石垣が修復中のようで柵がされていましたが、修復中の状態を見ることが出来ました。

これはこれでいいですね。

野面積の石垣ですが、こちらのお堀もかなり深いです。

向かう途中に豊城神社・彌健神社があります。

他にも陸軍などいろいろな石碑や銅像がありました。

本丸手前のお堀ですが、こちらの野面積の石垣が凄いですね。

木に侵食されているところも多々ありますが、傾斜がついていて何とか上れそうな雰囲気もします。

そして枡形虎口の先が本丸です。

鉄櫓が鎮座しています。

入り口は石垣の間という珍しい感じです。

櫓の石垣を見てみると大小さまざまな石で構成されていました。

少し早く行きすぎてまだ開いていなかったので、川の方を見ながら待ちます。

櫓を見てみると屋根から木が生えていました。

結構育っていてすごいですね。

川の方の石垣は日当たりが良いせいもあって、草が生い茂っています。

石垣を崩さないと良いのですけど。

石垣修復工事の方では石垣をいったん外して中の土を確認しているようでした。

川から櫓に上る階段は石階段が当時のものと思わせる風化した感じ。

この階段を家康は歩いたのでしょうか。

櫓の中では吉田城の歴史や豊橋の歴史を学べます。

続百名城にふさわしいお城でした。

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