
■城名
今泉城(いまいずみじょう)
■所在地
新潟県上越市大和2丁目10-24(大和神社境内)
■見ごたえ
★★
■築城年
南北朝時代(1300年代)
■廃城年
不明
■築城者
村山義信・隆義父子
■主な城主
村山氏
■城分類
平城
■遺構
土塁、堀跡(矢代川・水路)
■歴史(GEMINIより)
今泉城(いまいずみじょう)は、現在の新潟県上越市大和(旧脇野田)の北陸新幹線・上越妙高駅近くに位置した南北朝時代から戦国時代にかけての平城です。
現在の「大和神社」境内から願清寺周辺にかけての一帯が城域であったと伝わり、北陸新幹線開業に伴う周辺開発が進む中でも、境内にはかつての面影を残す土塁遺構が今なお残されています。
1. 南北朝時代の築城と村山氏の居城
築城時期は1300年代の南北朝時代とされ、南朝方の地頭職であった村山義信・隆義父子が居城を構えたのが始まりとされています。東側を流れる矢代川や周辺の水路を天然の堀として活用した防御陣地を形成していました。
2. 御館の乱と上杉景虎の中継地
戦国時代、天正7年(1579年)の「御館の乱」において、本拠地の御館を追われた上杉景虎が、関東への逃走ルートとして鮫ヶ尾城を目指す道中にこの今泉城へ立ち寄ったと伝えられています。戦国越後の悲劇の動乱を繋ぐ歴史的中継拠点の一つでもありました。
3. 現在の今泉城跡と「大ケヤキ」
現在は宅地化が進んでいますが、大和神社境内には鮮明な土塁が保存されています。その土塁の上には幹周り約6.6m、樹高約27mを誇る巨木「今泉城跡の大ケヤキ」が聳え立っており、城跡の目印およびパワースポットとして地域のシンボルとなっています。
■場所
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■城巡り記録
2026年10月9日
“北陸新幹線・上越妙高駅のすぐ近く、上越市大和の静かな住宅街の中にひそむ今泉城(いまいずみじょう)を訪れました。

一見するとどこにでもある街並みですが、実はここ、南北朝時代に築かれた歴史ある平城の跡地。そしてあの上杉謙信没後の後継者争い「御館の乱(おたてのらん)」において、御館を追われた上杉景虎が鮫ヶ尾城を目指す道中に立ち寄ったとされる、密かな歴史の中継点でもあります。
城跡の主な舞台となっているのは、地域に親しまれている「大和神社」の境内です。周辺の開発が進む中でも神社一帯には当時の面影がしっかりと残されており、境内に足を踏み入れ直後に目に入る「土塁(どるい)」の盛り上がりには、思わず歴史好きの血が騒ぎます。平城ならではの防御の工夫や当時の地形を肌で感じることができ、小規模ながらも見ごたえは十分です。

そして、この城跡で最も圧倒されるのが、土塁の上にドシッと根を張る「大ケヤキ」です。
幹周りは約6.6m、高さは約27mにも及ぶ圧巻の巨木で、近づいて見上げるとその生命力とスケール感に思わず息をのむほど。戦国時代の激動やこの地の変遷をずっと見守り続けてきたかのような神聖な空気感が漂っており、城跡の標識としてだけでなく、素晴らしいパワースポットとしても心に残りました。
新幹線の駅からも近く、周辺の散策と合わせてサクッと立ち寄れるアクセスの良さも魅力です。鮫ヶ尾城など上杉景虎ゆかりの地を巡る旅のルートに組み込むと、より深く物語の繋がりを感じられるのではないでしょうか。
派手な天守はありませんが、静かな境内で風を感じながら歴史のドラマに思いを馳せることができる、とても味わい深い「良いお城」でした!
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