玉川八十八か所3番@11寺目『神鏡山　東曼陀羅寺　金蔵院』＠横浜市神奈川区東神奈川　＃真言宗智山派

2025年11月16日

●紹介文（ChatGPTより）

横浜市東神奈川にある「神鏡山東曼陀羅寺金蔵院」は、真言宗智山派に属する歴史ある寺院で、地域に根ざした信仰の拠点として知られる。山号は神鏡山、院号は金蔵院、寺号は東曼陀羅寺で、創建は平安時代後期の寛治元年（1087年）、勝覚僧正によると伝えられる。江戸時代には徳川家康より寺領10石を寄進され、安定した運営基盤を得た歴史を持つ。また、熊野権現の神霊を分祀したとされ、神仏習合の時代から地域との結びつきが深かったことも特徴である。

本尊は阿弥陀如来で、極楽往生や来世救済を願う信仰の中心となる。境内には鎌倉時代初期の板碑が発見されており、長い歴史を物語る貴重な文化財である。江戸期には地域の信仰を支える寺として繁栄し、昭和期には堂宇の一部が焼失したが、檀信徒らの努力により再建され、現在の落ち着いた境内が整えられた。

金蔵院は巡礼寺院としても重要で、玉川八十八ヶ所霊場第3番、東国八十八ヶ所霊場第20番に指定されている。参拝者は巡礼や日常の祈願のために訪れ、地域住民にとっても精神的な支えとなる。寺宝には勝覚僧正ゆかりの曼荼羅や書跡があり、伝統的な仏具も保存されている。また、葬儀・法事に対応する霊園施設も整っており、供養の場としても機能する。

歴史と文化を継承する金蔵院は、東神奈川の歴史的仏教寺院として、地域住民の信仰を支え続けるとともに、巡礼者にとっても欠かせない存在である。神仏習合の名残を持つ境内は、静かで落ち着いた雰囲気をたたえ、祈りや瞑想の場として今日も多くの人々に親しまれている。

●参拝記