玉川八十八か所4番@3寺目『明王山 聖無動寺 成就院』@川崎市川崎区渡田 #真言宗智山派

2025年11月2日

●紹介文(ChatGPTより)

明王山聖無動寺成就院(みょうおうざん・しょうむどうじ・じょうじゅいん)は、神奈川県川崎市川崎区渡田三丁目に位置する真言宗智山派の古刹であり、京都東山の智積院を総本山とする寺院である。山号を明王山、院号を成就院、寺号を聖無動寺と称し、本尊には大聖不動明王と二童子を祀る。地元では「渡田不動」の名で広く親しまれ、古くから不動明王信仰の中心として厚い信仰を集めてきた。創建年代は明確ではないが、境内から発見された板碑に弘安二年(1279年)や徳治三年(1308年)の銘があることから、鎌倉時代中期にはすでにこの地に寺院が存在していたことがうかがえる。伝承によれば、文明年間(1469~1486)に紀州高野山の僧・明辨が開山したともいわれ、戦国期の元亀年間には小田原北条氏政らから寺領の寄進を受けた記録が残るなど、古くから有力寺院として地域の信仰を支えてきた。

しかし、昭和二十年の川崎大空襲では本堂や諸堂が焼失し、多くの宝物を失った。戦後、地域住民の寄進と檀信徒の尽力によって昭和三十六年に本堂が再建され、現在の堂宇が整えられた。境内には、鎌倉時代の板碑や五輪塔、馬頭観音、六地蔵、子育て地蔵などが並び、静かな住宅地の中にあっても歴史の重みを感じさせる空間を形成している。特に、戦災で焼け焦げながらも再び芽吹いたと伝わる樹齢三百年を超えるソテツは、成就院の象徴ともいえる存在である。また、春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉など、四季を通じて豊かな自然美が楽しめることも魅力である。

成就院は霊場としての位置づけも多く、玉川八十八ヶ所霊場・東国八十八ヶ所霊場の第四番札所、東海三十三観音霊場の第五番札所、武相不動尊二十八所の第二十七番札所に数えられている。巡礼者にとっては欠かせない札所の一つであり、御朱印を求める参拝者も多い。年間行事も豊富で、正月の初詣、五月二十八日と九月二十八日の不動祭、春秋彼岸会、大施餓鬼会、お盆供養会などが催されるほか、毎月十日には誰でも参加できる写経会が開かれ、地域の信仰と交流の場として親しまれている。

アクセスはJR・京急川崎駅からバスで「成就院前」下車徒歩一分と便利で、川崎市の中心部からも訪れやすい。境内は静謐で、歴史の痕跡を今に伝える数々の石仏群とともに、不動明王の厳かな気配が漂う。鎌倉期の遺構を伝える古刹でありながら、現代においても地域と共に歩む生きた寺院である成就院は、信仰・歴史・自然の三拍子が調和した川崎屈指の名刹といえるだろう。

●参拝記

三寺目。

川崎の周りのお寺はきれいですね。

ベンチもあり、ちょっと休憩も出来るし安らぎの場所として利用されるのではと思いました。

町の中にこういった場所があるのは良いですね。

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