玉川八十八か所8番@9寺目『南海山　瑠璃光院　正泉寺』＠横浜市鶴見区生麦　＃真言宗智山派

●紹介文（ChatGPTより）

横浜市鶴見区生麦にある「南海山瑠璃光院正泉寺」は、真言宗智山派に属する寺院で、江戸時代初期の寛永元年（1624年）に僧・全浄によって開かれたと伝えられる。本尊は薬師如来で、病気平癒や健康成就を願う多くの参拝者に信仰されてきた。また、寺の名に含まれる「瑠璃光院」は薬師如来の浄土「瑠璃光世界」に由来し、薬師信仰に根差した寺院であることを示している。寺号である正泉寺は、地域に湧き出る泉にちなむとされ、生麦の地に古くから根付いた寺であることがうかがえる。

正泉寺は巡礼寺院としての役割も大きく、玉川八十八ヶ所霊場の第8番札所、武相不動尊の第19番、そして鶴見七福神の恵比寿を祀る寺として広く知られている。特に七福神巡りの時期には多くの参拝者で賑わい、恵比寿尊による福徳・商売繁盛を祈願する人々が後を絶たない。恵比寿像は穏やかな笑顔で参拝者を迎え、地域の象徴的な存在となっている。

寺の歴史をふり返ると、一時は火災で堂宇を失った過去もあり、その後の再建を経て今日の姿に至っている。現在の本堂は落ち着いた佇まいを見せ、境内には墓苑や永代供養墓も整備され、地域の人々の人生の節目を支える場所としても機能している。静けさに包まれた境内は、祈りや瞑想にふさわしい環境であり、写経などの修行にも適している。

正泉寺は、生麦という歴史の深い町に根差し、地域住民の信仰と暮らしを支えてきた寺である。近くには生麦事件を伝える史跡もあり、歴史散歩の途中で訪れる人も多い。寺は大規模ではないものの、真言宗寺院らしい落ち着いた雰囲気をたたえ、人々の心の拠り所となっている。寺としての伝統と地域への貢献を絶やすことなく続ける正泉寺は、鶴見区生麦を代表する古刹の一つといえるだろう。

●参拝記