多摩新四国37番@84寺目『宝塔山　多聞寺』＠東京都東久留米市本町4丁目　#真言宗智山派

2025年9月13日

●紹介文（ChatGPTより）

宝塔山吉祥院多聞寺は、東京都東久留米市本町に位置する真言宗智山派の寺院で、山号を宝塔山、院号を吉祥院と称します。本尊は毘沙門天（多聞天）で、武蔵野三十三観音霊場の第5番札所および多摩四国八十八ヶ所霊場の第37番札所としても知られ、地域の人々に古くから信仰されています。創建年代は不詳ですが、元仁年間（1224–1225年）に天満宮の別当寺であった梅本坊を起源とすると伝えられ、その後、貞和5年（1349年）に祐観上人が中興し、毘沙門天を本尊とする寺院として再興され、宝塔山吉祥院多聞寺と称するようになりました。新編武蔵風土記稿によれば、当寺は新義真言宗で、石神井村の三宝寺の末寺として栄え、永正2年（1505年）には道西禅門の墓碑が境内に存在しており、長い歴史を有していることがうかがえます。

江戸時代には、寛文2年（1662年）と延享3年（1746年）の二度の火災に見舞われましたが、その都度再建され、地域の信仰の中心として親しまれてきました。近年では1975年（昭和50年）に本堂が鉄筋コンクリート造りで再建され、現在の姿となっています。境内には本堂、山門、薬師堂、観音堂などが整備され、山門は嘉永5年（1852年）に再建された総けやき造りの四脚門で、獅子の彫刻が施され、東久留米市の指定文化財に登録されています。薬師堂には木造の地蔵菩薩や弁財天も祀られ、堂内には六地蔵尊が並び、それぞれに名が刻まれています。観音堂には如意輪観音が安置され、武蔵野三十三観音霊場の札所として参拝者を集めています。

現代においても、多聞寺では写経会や写仏会などの行事が行われ、地域住民の精神的な支えとなっています。また、東久留米七福神の一つである毘沙門天を祀る寺院としても親しまれ、境内には駐車場も整備され、参拝者が訪れやすい環境が整っています。宝塔山吉祥院多聞寺は、長い歴史と深い信仰に支えられ、真言宗智山派の寺院として地域文化と精神の拠り所を提供し、訪れる人々に安らぎと祈りの場を提供し続ける寺院です。

●感想