■城名
小杉御殿(こすぎごてん)
■別名
-
■所在地
神奈川県川崎市中原区
■見ごたえ
★★
■築城年
慶長13年(1608)
■廃城年
寛文12年(1672)
■築城者
徳川家康
■主な城主
徳川氏
■城分類
御殿
■歴史
●沿革と造営
慶長13年(1608年)に、徳川秀忠によって中原街道沿いの小杉陣屋の西隣に造営されました。
小杉御殿は、将軍が鷹狩や地方巡見を行う際の宿舎として使用され、敷地内には御主殿や御蔵、御殿番屋敷などが配置されていました。
中原街道は当時、江戸と元箱根を結ぶ重要な交通路であり、小杉御殿はその途中に位置していました。
●歴史的出来事
徳川家康の巡見と用水建設
慶長2年(1597年)、家康が多摩川沿岸を巡見中、小泉次太夫が新田開発と用水建設を進言。小杉陣屋を拠点に二ヶ領用水が完成し、地域開発が進みました。
●鷹狩の拠点としての利用
家康、秀忠、家光、家綱など、歴代の将軍が鷹狩の休憩所として小杉御殿を利用しました。
●再築と発展
寛永17年(1640年)には、約12,000坪の敷地に再築され、御殿の規模が拡大しました。
●廃止と跡地の変遷
東海道の整備により中原街道の重要性が低下すると、小杉御殿の役割も減少。
明暦元年(1655年)、建物の一部が品川の東海寺へ移築され、寛文12年(1672年)には上野弘文院へ移築されました。最終的に万治3年(1660年)には廃止されたとされています。
延宝2年(1674年)、跡地は耕作地となり、稲荷社が建てられました。現在でも、御主殿稲荷や陣屋稲荷などがその名残として残っています。
■場所
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■城巡り記録
2025年1月10日
武蔵小杉のタワーマンション群を抜けて散歩していたら、中原街道に。
ここは歴史がたくさん詰まっています。
原家旧住宅の立派な門があったり、この通りはすごいですね。
そして、街道が折れ曲がったところにあるお寺。
真言宗の西明寺というお寺です。
その隣にひっそりと徳川将軍の小杉御殿の石碑があります。
お寺の隣に御殿があったようです。
徳川家康もこの場所に来たと思うとすごいですね。
400年経った今、こんな景色になっているとは思わなかったでしょう。
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