■城名
新高山城(にいたかやまじょう)
■別名
-
■所在地
広島県三原市本郷南7
■見ごたえ
★★★★
■称号
国史跡
■築城年
天文21年(1552)
■廃城年
慶長元年(1596)
■築城者
小早川隆景
■主な改修者
-
■主な城主 小早川隆景
■天守
なし
■城分類
山城
■歴史
小早川氏は代々沼田川の対岸にあった高山城でしたが、天文21年(1552年)、小早川隆景は沼田川の東側に新たな城を築きました。この城が新高山城です。
新高山城は、建治2年(1276年)に小早川雅平によって築かれた砦が元になっています。
隆景は、この砦を拡張し、本拠とすべく整備しました。新高山城は、断崖絶壁に囲まれ、堀や土塁などの防御施設が整備されていたため、難攻不落の城として知られていました。
新高山城は、隆景の居城となり、中国地方の政治の拠点となりました。
また、隆景は、新高山城を拠点に、毛利元就や織田信長らと協力し、中国地方の統一に貢献しました。
慶長元年(1596年)、小早川氏は三原城に移りました。
新高山城は、三原城築城に際して廃城となり、石垣は崩されて三原城の建築資材として持ち去られました。
新高山城は、戦国時代の城郭の特徴をよく残した城です。
現在は、国の史跡に指定されており、観光名所となっています。
■遺構
曲輪、石垣、土塁、横堀(空堀)、竪堀、井戸
■ご城印
■場所
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■城巡り記録
2023年5月3日
GWに新高山城に行ってきました。
毛利元就の子供である小早川隆景のお城です。
山城とのことでどの程度の山か気になっていたのですが、それほど高くはなく、でも本丸周りは堅牢で、見晴らしが良い、非常によい縄張りのお城でした。
新幹線で三原駅まで行き、乗り換えて本郷駅へ。
そこからまず続日本100名城スタンプを押すために本郷生涯学習センターに行きました。
駅近に立派な建物が建っています。
そこから橋を渡ってお城に向かいます。
沼田川沿いを歩いていきます。
もう目の前に見えている山だとわかるのですが、山頂に向けて形が面白いなぁと。
この川の反対側が高山城という新高山城の前に居を構えていたお城ですが、なぜこちらにしたのかも気になります。
新高山城への入口はしっかりと看板が出ているので分かりやすいです。
細い小路を登っていきます。
畑があり、その先に入口がありました。
ここから一気に山城感が出てきます。
すぐに小早川氏城址として説明板がありました。
そこからぐんぐん登っていきます。
緑色の土のうを積んで補修しているところがチラホラとありました。
道はしっかりと整備されているので、普通の靴でも大丈夫です。
途中匡真寺跡があり、ここが小早川氏の菩提寺だったそうです。
更に登っていくと中の丸跡にでます。
本丸手前の二の丸ですね。
結構広い曲輪となっていて、見晴らしの良い場所もありました。
そこから更に登っていくと本丸にたどり着きます。
木の間から見える景色は良いですね。
更に登ると岩場に出て仏像などが置かれた場所に付きます。
ここが山頂のようです。
木々もなく、岩場から見える景色は非常に良いです。
この場所にくると新高山城に拠点をおいた理由がわかるような気がします。
ここから高山城も見え、沼田川や平野部も一望できます。
音声案内もあり、よく整備された場所だと思います。
そこから北側に行くと釣井の段という井戸曲輪にでます。
大きな井戸があり、今も水が溜まっていました。
帰りは途中で分かれ道になっていた鐘の段に向かってみます。
こちらはあまり人が来ないようで、ややひっそりとしています。
こちらは本丸から道が外れており、初期の曲輪であったようです。
高山城が本城出会ったときに作られたものかもしれません。
新高山城を満喫できました。
御城印は三原駅に売っているので、三原駅まで戻り三原城と一緒に購入しました。
おしゃれな3種類の御城印があり、全部購入しました。
切り絵っぽいのが一番お気に入りです。
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